岡山大学 ダイバーシティ推進本部

推進本部についてAbout the Organization

今後の展望(センター長)

 グッドジョブセンターは、平成21年4月に障がい者雇用を推進するため設置して15年目になります。設置当初は、支援員、作業補佐員の17名でスタートしたセンターも、現在58名の大きな組織となりました。職員は、総括リーダー、サブリーダー、支援員のサポートを受けながら、それぞれの個性や特性を生かした様々な業務を担当しています。設置から14年が経ちますが、これまでに5つの大きな出来事がありました。
 1つ目は、平成25年4月から、グッドジョブセンターが農学部附属山陽圏フィールド科学センター(岡大農場)の販売所の販売を任されたことです。これまでの学内業務を支援する仕事から、責任のある仕事への転換です。全面委託後、農作物の生産が高まるだけでなく、見栄えのあるパッケージで商品価値を向上させ、販売ロスは減少し、販売収入は安定的に増加しています。
 2つ目は、平成28年1月に有期雇用から無期雇用の道が開かれたことです。今までは、非常勤職員のため、5年の有期雇用でした。そのため、職員たちは5年を過ぎたら大学を去らなければなりませんでした。大学でずっと働きたいその気持ちを、年一回開催される学長・理事懇談会で学長にお願いしたところ、センター職員は無期雇用で働けることになりました。そのことが決定したときは、センター職員一同が喜んだことはいうまでもありません。

 3つ目は、鹿田分室を設置したことです。
平成27年12月に、鹿田キャンパスに鹿田分室を設置しました。現在は、8名の職員が働いています。業務も図書館業務、建物内清掃、マウスゲージ作業、古紙回収、データー入力、伝票整理等病院や部局からの業務依頼も年々増えています。

 4つ目は、令和3年4月にセンターの名称を変更したことです。
「グッドジョブセンター」は、障がい者の雇用促進と障がい者の能力と適性を学内業務の支援に活用することを目的に、平成21年4月に「グッドジョブ支援センター」として設置されました。以後、様々な業務を行ってきましたが、本学における障がい者の就業環境の整備の一環として、学内業務の支援という補助的な役割にとどまらず、より良い活動の広がりとセンターの充実を目指すため、名称を「グッドジョブセンター」と改めました。
 5つ目は、令和5年4月に事務組織として、新たに「グッドジョブセンター事務室」を設置するとともに、同事務室長が専任のセンター長として常駐することとなりました。
 また、令和5年4月からは、那須保友新学長が就任しました。新しい大学ビジョン『不易流行の大学経営』のもと、グッドジョブセンターでも、これまで培ってきたノウハウを継承しつつも、さらに、障がい者のみなさんが、ひとつでもできることが増える喜びを実感していただき、さらに、岡山大学構成員として、誇りと希望を持って協働することのできる職場環境となるよう努めたいと思いますので、皆様のご支援とご協力をお願いします。

令和5年4月
グッドジョブセンター長 岡田 智宏