女性研究者派遣事業Dispatch Project for Female Faculty
本事業は、本学女性研究者を海外の大学・研究機関等に派遣し,研修並びに共同研究の機会を提供することを通じて、研究力の向上と今後の共同研究の継続・発展,研究者ネットワークの構築を進め、女性上位職となる候補者層を充実させることを目的とする。特に、若手女性研究者(准教授・講師・助教・非常勤研究員等)が本事業を通して実績を積み,上位職を目指すことを支援する。
なお、本事業は科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(先端型)」の採択を受け、実施するものである。
令和5年度募集について
応募区分
対象は、本学と雇用関係にある女性研究者(准教授・講師・助教・非常勤研究員等)とする。
(1)「ポストアップplus制度」型
従来の「ポストアップ制度」(平成27年度~)に加えて、新たに「ポストアップplus制度」として、実績のある女性研究者を本事業により、研究の発展のみならず指導力の向上のため海外派遣することによって、帰国後のポストアップに繋げる。3年以内に所属部局において上位職への登用が見込まれる者を対象とする。
(2)「研究力向上」型
積極的に海外派遣の機会を提供し、研究力の向上と今後の共同研究の準備及びネットワークの構築を進めることによって、女性上位職の候補者層を充実させることを目的とする。本事業により研究業績を積むことによって、将来的に上位職への登用が見込まれる者を対象とする。
派遣期間
派遣期間は、「短期」のみとし、「出張」として扱う。
(1)短期
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派遣期間:1ヶ月未満とし、令和5年度内に出発し、令和6年2月28日までに帰国すること。
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派遣開始時期:令和5年4月1日以降
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派遣募集人数:若干名
支援内容
(1)旅費
岡山大学旅費規程により交通費、日当、宿泊料を支給する。
- 家族を帯同する場合であっても、その家族に関する旅費は支給しない。
- 旅程にない移動及び滞在先での居住に関する費用については自己負担とする。
- 派遣期間中に本事業とは異なる別用務がある場合は、当該事業との2重支給となるため、事前にダイバーシティ推進室に相談すること。
(2)派遣先機関における研究費
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「短期」:最大10万円まで支援する。
- 研究計画に基づき、研究費を適切に執行すること。
- 研究費より執行できるもの
- 当該研究で使用する試薬や文房具等の消耗品
- 消耗品を日本で購入し派遣先へ郵送する際の郵送料
(3)代替要員人件費
本事業により女性研究者が不在となる期間に予定していた研究の補助(飼育動植物の管理等、帰国後速やかに研究を再開するために必要な補助業務)を行う技術補佐員の雇用経費を支援する。
- 代替要員の候補者は、派遣研究者の所属部局が選考し決定すること。なお、原則として雇用期間は派遣研究者の派遣期間以内とし、既に本学と雇用関係にある者は支援対象外とする。
- 雇用された代替要員の所属は、派遣研究者の所属部局とする。
- 雇用された代替要員は、勤務中に代替要員自身の研究活動を行うことはできない。
所属部局事務担当よりダイバーシティ推進室に応募区分(「ポストアップplus制度」型、「研究力向上」型)を明記の上、申請書類をメールにて提出すること。
提出書類 |
「女性研究者派遣事業」申請書(様式1)及び履歴書・研究業績等(様式2) |
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提出期限 |
令和5年2月10日(金) ダイバーシティ推進室 必着 |
選考と決定
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派遣教員等の決定は、ダイバーシティ推進本部が設置する選考委員会において決定する。
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選考結果については、部局長に対して、令和5年2月末日までに通知する。
報告等
- 帰国後は、提出期限までにダイバーシティ推進室宛へメールにて提出してください。
- なお、本事業により得た研究成果を発表する場合は、その旨、記載すること。
(記載例:「この成果は、岡山大学ダイバーシティ推進本部 女性研究者派遣事業の支援によるものです。」
「The results of this research are funded by Okayama University Dispatch Project for Female Faculties.」)
個人情報の取扱い
本事業申請により取得する個人情報は、選考及び派遣事業業務にのみ使用します。
申請・問い合わせ先
岡山大学 ダイバーシティ推進室 宛
〒700-8530 岡山市北区津島中一丁目1番1号
TEL:086-251-7303